口内炎

何日か前から口の中にできものが出来て痛かった。右のかみ合わせに近い部分と同じく右側の舌先に近い横側の淵?に・・・。


痛いので気になってしまい、口の中で舌をもぞもぞさせる。

どうして口内炎とは突然出るものなんだろうなぁと思う。口の中だからそれほど長い期間かからないで治るのだろうとたかをくくっていた。

だが、なかなか痛みは引かない。相変わらずひりつくし、違和感があり気になって仕方がない。

口内炎は言ってはいけないことを言っている時になる。そう思うのなんのことか分かって来る。

あぁ、あれか。私はまだ、今回の仕事でのもめ事に納得いかない部分がある。

こちらの意見も聞かず、実務に携わらずこちら側の観点に立つこともなく一方的に悪者扱いにされたことが気に食わないのだ。

今後も同じようなことが起きたとき同じような対応されたら、これは私の仕事へのパワハラではないか?そう言いたいのだ。

主人に言うと

「それは今一緒にやっている上の人を信じてその人に丸く収めて貰うのが一番だよ。余計なことを言ってはいけない」

そう言われた。その通りだと思う反面、我慢できない私がいる。そして周囲にいってしまう。仕事をまじめにやればやるほど、立ち入れないグレーな部分が出てくる。そこを踏み込んだが為にこじれたのだ。

そして、自分の直属の上司以外はその上であっても私を守ることはないのだと思ったら腹ただしくなったのだ。それならいつも関係ないままでいてくれればいいのにと思うが、待ったをかける時だけ入って来る。そしてこちらから話そうとするとストップをかける。

でもこれを言ってはいけないのだ。口内炎がそれを教えている。

ひとこと言おうと思って「時間を少し取ってほしい」と書いた社内メールが未読のまま一週間がたった。

私はせめて既読して「今忙しいから、いついつなら時間が取れます」くらいの返事をくれるのではないかと思ったがそういう人でもないらしい。

今回は一切言わないことにして、メールを消去した。(社内メールとは便利なことにそれが出来る)

もうその態度からその人の人柄が分かったからなにを言ってもだめだと思ったからだ。

すると口内炎が少し気にならなくなってきた。

翌日メールを入れた上司から内線電話が入った。

「メールのはなしなんだけど・・・」

なんだ、読んでないけど気がついてはいた訳だ、と思う。そのまま無視していると言うことを言われるのがまずいと思ったのだろう。

「え!?もうメール消してますけど?」

と言うと、

「ここのところ、忙しくて見る暇がなくて、何かあるの?」

と聞いてくる。言い訳を言いたい訳だなと思う。

普通、消した日に気が付いていればすぐかけてよこすくらいはするだろう。というか何日ほっとくわけよ?そう思いながら

「いえ、もう結構です」

次は直接私も労組か内部統制室か社長へのホットラインでいってやる。そう思いながら電話を切ったがそれではいけないのかもしれない。

もっと今回のことで学んだものがあったはずだ。

人はそれぞれ、他者に対する対応で誠実さが現れる。私自身は相手の気持ちを考えているだろうか?保身に走っていないだろうか?もっと自分に厳しくしないとならないのではないだろうか?

人のふりをみてわが身を直さないと、である。


いつの間にか口内炎は治りかけていた。

扉を探して!「からだの声翻訳家®」鶴木マキ

「からだの声翻訳家®」鶴木マキです! こころとからだは繋がっていて、こころの不調がからだに出るという考え方を学びました。 こころは不思議なものです。誰もどこにこころがあるのかはっきりと説明はできないけれど、こころは確かにあると、人は思っています。 こころの不思議さを私なりに考えて見つめていきたいと思っています。

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